「国内シェアNo1を獲得するには?」/高須賀 公志(愛媛県出身)

おはようございます。
レジデンツ・データ・バンク高須賀でございます。

突然ですが、質問です。
「2000年度以降、国内大型バイク市場でシェアNo1の企業はどこでしょうか。」

世界最速の隼で有名なスズキでしょうか。
世界最高効率のスーパーカブで有名なホンダでしょうか。


いえいえ、違うのです!


正解は、
ハーレーダビッドソン

1993年には16.3%だった同社のシェアは
2000年には20.3%となり、トップに立ち
2004年以降は30%を超えるなど快進撃を続けております。

しかも驚くべきことに、
同社の顧客単価はライバルメーカーのなんと【3倍】です。


ライバルメーカーの価格がおよそ100万円であるのに対し
ハーレーダビッドソンは平均230万円、

さらに平均的なハーレーの所有者は、
本体購入後1年以内にウェアやアクセサリーやパーツを60万円購入しています。


そのため、顧客単価に【3倍】もの差が出来るのです。


なぜ、ハーレーダビッドソンは同業他社と比較して
こんなにも高い収益を上げることができるのでしょうか。

その答えは、

ハーレーダビッドソンは「バイク」の性能やデザインはもちろんですが、
「バイク」に焦点を当てた“ライフスタイルの提案”をしているからなのです。

たとえば、同社では、「出会う」や「愛でる」や「創る」など
あわせて10個の楽しみをハーレーに乗ることで
手に入れられることをPRしています。


▽10 の楽しみの詳細
http://r26.smp.ne.jp/u/No/32910/503D1541_267/080916001.html


また、顧客との距離を縮め顧客の要望をダイレクトに商品に反映させる目的も兼ね、
「H.O.G」(ハーレーオーナーズグループ)
という組織を作り上げています。


「H.O.G」には、世界131カ国110万人以上、
日本では約3万8千人以上の方が所属しています(2008年8月)。

加入すると、会員のみのイベント・セミナーに参加できたり、
一緒にツーリングする仲間を見つけることができます。

さらに、豊富なパーツの中から自分の好みに合わせ、
バイクをカスタムすることが出来るため、

「世界にたった一台の自分だけのハーレー」
を作り上げることが出来ます。

このようにお客様へモノ・サービスを提供するだけでなく、
お客様がそのモノやサービスを利用することで、


【付加価値】を感じる提案ができるかどうかが、
企業の成長性や高いシェアの要因なのかもしれません。

振り返って弊社のサービスを考えてみると

弊社の場合は、VRリリースの価値を高めるために、
ASPのツールの提供というわけではなく、

記者や他社の広報担当者との交流、
ノウハウの提供を行わせていただいております。



過去のイベントでは、参加された企業様がその場で日経BPの方と関係を作り
「日経ベンチャーに掲載された!」といった声も頂戴しております。

PDB主催イベント 過去開催履歴】
http://r26.smp.ne.jp/u/No/32910/503D1542_267/080916002.html

お客様へのモノ・サービスを売るだけではなく、

モノ・サービスを利用して、【付加価値】を感じる提案ができているのかを
今一度考えてみてはいかがでしょうか。


PDBでは今後とも
ベンチャー企業の成長支援」に焦点を当てた

ビジネスライフのご提案が出来るよう今後とも努めて参ります!

それでは、本日もよろしくお願い致します。