「口コミの良し悪し」/川田 智子(東京都出身)
おはようございます。
PDB川田でございます。
「不況でものが売れない」という声が
あちこちから聞こえてきますが、
好調なのがWebの世界です。
例えば、平成19年度のBtoC−EC市場規模は、
前年比21.7%増の5兆3,440億円に達し
市場規模は堅調に推移しています。
なかでも規模拡大に寄与した業種としては、
●衣料・アクセサリー小売業
●宿泊・旅行業、飲食業
●医療化粧品小売業
があり、インターネットショッピング支出は増加傾向にあります。
(出典:平成19年度 電子商取引に関する市場調査 経済産業省)
その証拠に、EC大手「楽天」のIRを見ていると
他業種の企業が大幅な売上減少を記録する中
堅調な伸びを示していることがわかります。
楽天株式会社 業績推移
http://www.p-db.com/cst-0000000-03/0000688/
さて、インターネットで商品を購入しようとすると
やはり気になるのが既にその商品を購入している人の意見です。
また、その人が芸能人やその分野で
権威のある人物であればあるほど影響され
「つい買ってしまった」という人も多いのではないでしょうか?
最近の例で言えば、
「しょこたん」こと中川祥子がプロデュースした
「スカシカシパン」
「スカシカシパン」
http://www.p-db.com/cst-0000000-03/0000689/
(※スカシカシパン自体はウニの一種)
「ブログの女王」である中川祥子が
ブログで紹介したことがきっかけで
ブームに火がついたこの菓子パンは、ローソンから発売され
口コミの影響もあり50万個を売り上げるヒット商品となりました!
その他、化粧品や、ネットゲームなど、
ブログ発、もしくは口コミがブームの火付け役となった商品は多数あります。
この例を見ると、「口コミ」=「良い」こととなりますが
その一方で、「口コミ」=「悪い」ことにもなりえるケースもあります。
例えば、採用活動。
リクルートスーツの学生をちらほら街角で見るようになりました。
SNSやブログといったメディアは
学生の間で就職活動の情報交換の場として積極的に活用されていますが
これらのツールは、匿名性が高いため批判的な情報も発生しやすく
商品・サービスに対してや、説明会の感想など
ネガティブな発言などが広がり
採用活動における企業イメージに大きく影響してしまう場合があります。
しかも、採用担当者の知らない所で…どんどん広がっていく…
膨大なネット世界から、自社の風評を拾ったり
あるいは書き込みをしている人物を特定するのは
至難の業です。
そんな事態を未然に防ぐ、
『業界初 採用風評調査サービスを開始』
というリリースを発見いたしました。
http://www.p-db.com/cst-0000000-03/0000690/ (発信元:株式会社ビジャスト)
日経本紙でも紹介されたこのサービスは、
就職活動中の学生に影響力の高いWebサイトを中心に、
ネガティブワードを抽出し、
記事単体だけでなく、コメントのつながりや前後関係、
社会背景などを考慮したうえでのレポートを提出するものです。
(詳しくはこちら)http://www.p-db.com/cst-0000000-03/0000691/
これらキーワードを、
採用活動の早期にキャッチする体制を整えておくことで
万が一風評が発生したときに被害を最小に食い止めることができ、
良質な人材を獲得するとともに
それら人材の内定辞退を防ぐことが可能です。
「え、うちの会社そんな書き込みされてたんだ、知らなかった・・・」
と取り返しにつかない事態になってからでは、
手遅れかも知れません。
何事も未然の防止策には、念には念を…