「アライアンス力を身につける」/高橋 礎(岩手県出身)

みなさんおはようございます。
代表の高橋です。

最近秋の気配を肌で感じるようになりました。

何故かと申しますと

この7年間ほど
毎朝水浴びをしておりまして
最近、水道の水が冷たくなってきましたので。。。


これからドンドン冷たくなってくると
水浴びも辛くなってきます。
ただ、私の場合ある秘策で真冬でも乗り越えています。

その方法とは



お湯割り!!




冷たい時には無理せずお湯割りに(笑)
これが長く続く秘訣です。


さて、水浴びと同じくらいの継続して取り組んできたのが
企業間のアライアンスのサポートと
当社自体のアライアンスへの取り組み。

当社が仲介した数は1000件以上
当社自体での取り組みも数十件以上

数々の失敗と少しの成功事例の中から

アライアンス成功のポイントとして、まとめてみましたので
ご参考までに(あくまで弊社の見解です)


●アライアンスの可能性を検討
アライアンスをすべきかどうか考える。
(収益性・短期的・長期的視点で)
アライアンスは他社を動かさなければならない。
新規事業・新スキームを社内で立ち上げた場合との比較。
自社だけで出来ない場合、アライアンスを検討する。
当然自社でやるのが一番良い。
基本的に始まったら長く続くので、あまり思いつきでも駄目。
3ヶ月位時間を置いてみて考えて、それでもやろうというなら良い。
 
●自社経営資源をチェック
強み弱み(商品・技術・ノウハウ・販売・人材・資金力等)をSWOT分析等を
活用し考えてみる。
経営資源が乏しい会社はアライアンスが上手くいかないケースが多い。

● スキームを考える
あまり複雑でなくシンプルに考える。
短期・中期・長期的な視点で徐々に進化するスキーム

●外部環境をチェック
外部環境によってアライアンスの成功・失敗が決まるケースがある。
様々な角度から分析が必要。
アライアンスパートナーの外部環境も重要なポイント。

●責任者の選定
自社の責任者を決める。人選によって成果に大きな差が生まれる。
企画力のある人間も必要であるが、地道に改善を繰り返すタイプの人間は
最も必要。何をやるかではなく誰がやるか。
 
●アライアンスパートナー像を検討
自社の強み弱みからパートナー像を描く。具体的に社名をリストアップ。
ここは難しいのでは?と思わない。
ハードルは高いですが出来れば、NO1の会社良い。

シナジーを考える
自社のメリットだけでなくアライアンスパートナーのメリットを優先すべき。
誰も人の会社の手伝いは進んでしたくない。
余程メリットが無ければ上手くいっている会社は振り向かない。
逆に振り向くのは困っている会社。
弱者連合にならないように

●パートナーへの提案書
自社の強みを明確に。メリット、リスク、費用等についても明記。
案外、競合他社から同様の提案を受けている場合がある。なぜ上手く
行かなかったのか分析する。
一度提案して駄目だったからといってあきらめないことも必要。
駄目な部分を解決すればよい。

●事業計画の作成
スタートは出来るだけ小さく・少なく。
ベスト、コミットメント、ワーストケースも必ず考える。
上手くいかない場合の撤退時期・スキームも考えておく。
パートナーの期待が大きいと駄目なときのダメージも大きくなる。

●パートナーとの協議
パートナーから出る質問・課題には迅速に対応する。
この時点でスムーズに行かない場合、ビジネスでも上手くいかないケースが多い。
ビジネスが始まると予想も付かない問題が多数発生する。
この時点でつまづいていると、ビジネス上ではかなり大変。

●契約書の締結
想定されるリスク等は細部に至るまで網羅する。
後で言った言わない、どっちが多い少ないとならないように。
 
進捗管理
PDCAサイクルをとにかくトコトン回す。最初から上手くいことは少ない。
小さな成果を積み重ねる。気合・根性・執念。
最後はやり遂げようとする思いが大切。結局なんでも同じ。



いかがでしょうか?

アライアンスの成功はそう簡単には生まれません。
企業のアライアンス力も直ぐには身につきません。

失敗にめげず、失敗に学ぶ。
失敗の数の多さがアライアンス力の形成に必要といっても良いでしょう。

10打数3安打を目指す!!そのくらいの気持ちが必要です。

ナゼ、アライアンスに挑戦するのか?
それは良いことも沢山ありますから

当社の場合

・新規事業が生まれた、生まれやすくなった
・社員に提案力が付いた
・忍耐強くなった(笑)

⇒結果収益力がアップした


アライアンスが絶対必要なのではありません。

しかしながら、この厳しい経済環境を乗り切るひとつの方法であることは
間違いありません。
常に検討し、時には挑戦していきましょう!!

そうそう、ライバル企業は実は最高のアライアンスパートナーかも知れません。


WIN−WINの関係をお互いに構築し、
不透明な時代をみんなで乗り切りましょう!!

アライアンスも水浴びも継続が大切ですね。

それでは社員共々何卒よろしくお願い申し上げます。