「”情報”は情けに報いる」 /小池 抄苗(北海道出身)

PDB小池です。
暑い日が続きますね。

先日、ある社長様に銀座のすてきなバーに連れて行っていただきました。

ただそこは、立地や店構えに特徴があるお店ではありませんでした。
駅から10分程歩かなくてはならない場所で、
飲食店がたくさん入るビルの中の1つの店舗。

なぜ、その社長はそのお店を選択したのかと思っておりましたら・・・


手には、手書きで書かれた暑中見舞い。
「新しくピザを始めました。○○様に味見をしていただきたくお知らせです。
ドライマティーニをちょっとドライ目でおつくりします、
また飲みにいらしてくださいね」

と書かれてありました。とても丁寧な文字で。


「相手のことを30秒以上考えて書いてくれている、
その人のためだけのメッセージだ」

この暑中見舞いを見て、私は思いました。
手書きで書かれていることもあり
差出人の思いと、伝えたいメッセージがうまく伝わっている。



弊社PDBでも、経営のお手本にしている株式会社武蔵野が推奨している

『お客様が見ているところは、極力アナログに。
社内の情報管理、業務遂行は、デジタルに。』を実践しています。


たかがハガキ、されどハガキ。
うちの部長は部下に「今月はお客様に何枚送ったのか。」と
数字チェックをしています。




商売と言っても、人と人とのつながり。
人と人は、損得勘定を超えて、感情・心が満足できるか
ということを基準として関係を構築していくものだと思います。

ビジネスにおいて重要な”情報”。
”情報”は情けに報いると書く。
人の情けを大切にする人の元に、大切な報が届くのだよ。

と私が尊敬する新聞記者の方が仰っていました。



忙しい日々ですが、感謝・御礼の気持ちを忘れず
商売していきたいな、と思った一枚の暑中見舞いでした。