「値上げをする為の筋肉痛 」/荻野 佳奈子(東京都出身)
おはようございます。
PDB荻野でございます。
石油価格高騰など「原料高」の影響を受けて、
価格の「値上げ」、内容量を減らすなどの「実質的値上げ」が
大きく紙面でも取り上げられている今日この頃。
原価ありきのメーカーとはちょっと違いますが、
弊社PDBもより大きな収益を得るために、
どうすればお客様からより多くの金額を頂戴できるかは、
命題ともいえる課題です。
事実上値上げをするためには、
しごく当たり前ですが大きく2つの方法があると思います。
?既存の価格のまま、コストを下げる
?コストは同じまま、価格をあげる
?は経営努力のたまもの。
現場の社員である自分として考えるべきは、
やはり?なのかなと思っています。
つまり、
【いかに「付加価値」を感じてもらってより大きな対価(お金)を頂戴するか】
という考え方です。
そんなことを片隅に考えながら働いていた結果、
ひとつのエピソードになったのが、
今回のタイトル「値上げをするための筋肉痛」です。
何かというと、
実は一昨日の水曜日は弊社が発行する経営者向けビジネス情報紙、
ベンチャーファクトリーニュースの最新号の発行日でした。
VFN:http://r26.smp.ne.jp/u/No/21698/8E626F08_267/080620001.html
そして今回は
ありがたいことに20社以上の企業様に、広告のご出稿を頂き、
見事創刊16号目、「過去最高売上げ」を達成することができました!
ありがとうございます!!!
今までの発行後の出稿クライアント様への流れは下記のようなものでした。
= ★本紙発行後の一連の流れ ==============
1)本紙発行(全国発送開始は1週間後)
2)本紙が完成次第、宅急便でクライアントに発送
ほぼ同じタイミングで「別途」に請求書を発送
3)お礼の挨拶を1週間以内にお時間を頂戴してお伺いする
4)本紙全国発送開始
=============================
でも発行16号目になって、ちょっと考えなおしてみました。
すると下記3つの仮説が浮上してきました。
【仮説1】
お客さんにとってみれば、
「早く掲載紙をみたい」と思うはずなのに、
郵送で発送すると1〜2日たって始めて確認できるというスケジュールになる。
それは果たして正しいのか?
【仮説2】
請求書はお客さんに郵送。
面会というフローがあるにもかかわらず別途で郵送している。
これは無駄な工数ではないのか?
【仮説3】
1週間という短期間の中に、いろいろな方法でお客さんにアクションをとると
お客さんは混乱するのではないか?
以上3つの仮説があがってきたのです。
そしてその結果、今回は下記のように正すことにしました。
= ★本紙発行後の一連の流れ ==============
1)本紙発行(全国発送開始は1週間後)
2)本紙が完成した翌日、全てのクライアントに下記3つをもって訪問する
1:完成本紙 2:請求書 3:今後の一連の流れを示した書面
3)本紙全国発送開始
=============================
変えてみると、
今までごちゃごちゃあったフローが1つ減り、
作業工数もとても軽減されました。
時間に直すとどれだけの削減になったのか…
そして結果的に発生したのが
昨日の「お客さんまわりの配達員DAY」です。
20社いるクライアントはほぼ私をいれて2人の営業マンの担当に振り分けられる為、
例えば私であれば11社のクライアントを一日で回ることになったわけです。
実施した結果私の足は極度の【筋肉痛】に…
体力勝負ではありますが、
お客さんからは
「わざわざ届けてくれてありがとう」
「早く見れてうれしいよ」
などなど
とてもありがたい言葉をいただける結果になり、実践してよかったなと再認識しました。
話が長くなりましたが、
身近なことでも突き詰めて考えていけば、
「顧客満足度UP」「工数削減」を同時に果たせるような事象は
社内にももっとあるのではないだろうか・・・
と考えるきっかけになりました。
そして、これを実践することは
何もコストがかかることではなく、むしろコスト削減につながり、
お客さんの満足度を上げる付加価値を生んでいるわけですから、
一種の「値上げ」といえるのではないか、と・・・
ちょっと強引ですかね(笑)?
でもまあ
お客さんにも、会社にもいいことなので、
今後ともこの考え方を日々実践していこうと思った次第です!
まだまだ未熟者ではありますが、
今後ともよろしくお願いいたします!
それでは本日も弊社ともどもよろしくお願いいたします。