「ギスギスした職場の治し方」/松田 真吾(千葉県出身)
職場がおかしい。
何か冷めた感じがする職場、ギスギスした職場が増えている。
会話が少なく、互いに感心を持たずに、黙々と仕事をこなしていく。
深夜残業が続く人や切羽詰まった人がいても、気がづかないのか、
気づかないふりをしているのか、お互いに声を掛けようとしない。
――新書『不機嫌な職場』より抜粋
おはようございます。PDB松田です。
冒頭から暗〜いお話で失礼いたしました。。。
今週の週間ダイヤモンドの特集『超「不機嫌な職場」』でも
同様の事が取り上げられていましたが、
上記のような問題を抱えた企業が最近増えているようです。
僕がこのテーマに反応したのは、
少なからずこのような雰囲気を感じた事があるからかもしれません。
皆様の会社ではいかがでしょうか?
この「協力し合わない」という現象。。
いったい何故、社員は協力し合わないのでしょうか?
同書ではその原因を3つの視点から考えています。
1. 役割構造:
効率を求めるがために、成果主義や専門性の深化を
進めた結果、柔軟な協力体制が損なわれたのではないか。
2. 評判情報:
人は知っている人には協力したいと思うもの。
評判情報の共有度合いの低下により協力行動に影響が出たのではないか。
3. インセンティブ:
単純にニンジンをぶら下げれば馬が走るのではない。
ニンジンを求める馬がいるからこそ効果がある。
正しいインセンティブ設定ができていない事に問題があるのではないか。
・・・
ここで「そういえば!」と話が繋がったのですが、
2番目の評判情報の共有について、PDBでは
つい先日より取り組み始めた活動があります。
『社内報』の作成です。
「別の部署がやっている事が分からない事ってあるよね?」
「特に新入社員はそうだと思う。」
「じゃぁ新入社員が中心となって情報共有をすればいいのでは?」
という流れで4月からスタートしました。
本日発行分で5回目を迎える社内報ですが、評判は上々。
あまり他部署に知られていない活動や功績を取り上げて、
インタビュー形式で記事にするような構成になっており、
全社員にメールで送信されつつ、オフィスにも掲示されます。
「えっ? 次の取材、僕なの? いや〜、待ってました!」
と取材される側も笑顔、笑顔。
その笑顔の記事を見て、
「あいつ、知らないところでこんなに頑張ってたのか〜。」
こうやって共有し始めてから、
以前に増して社内が明るくなってきた気がします。
協力しようとする姿勢も強くなるでしょう。
「人は知っている人には協力したいと思うもの。」
まさに、その通りだと思います。
社内報を作成している新入社員のF君には、
是非とも引き続き頑張っていただきたいです。
なんか、最近職場がギスギスしてるなぁ・・・。と感じられた方。
簡単な『社内報』作りから、取り組んでみてはいかがでしょうか?
それでは本日も宜しくお願い致します!!
※参考に見てみたいという方がいらっしゃいましたら、
本メールにご返信頂けましたらお送りさせて頂きます。
※参考:『不機嫌な職場』講談社現代新書
http://r26.smp.ne.jp/u/No/19005/16EAC300_0/080523001.html
※同書で事例として取り上げられていた(株)サイバーエージェントの
広報担当の方のブログを発見しました↓↓
http://r26.smp.ne.jp/u/No/19005/16EAC301_0/080523002.html