「買取」/高橋 礎(岩手県出身)

みなさんおはようございます。
代表の高橋です。

仕事柄、様々なビジネスに触れることができ、
日々、発見と勉強の連続です。

そんな中、最近特に注目しているのが

『買取ビジネス』

このビジネスは
私の浅はかなビジネス常識を良い意味で
大いにひっくり返してくれました。


通常ビジネスは、材料を仕入れて加工(付加価値を上げる)し、流通、販売します。


買取ビジネスは
まさに、仕入れに特化したビジネス

このビジネスの凄さは簡単に言うと

買取った瞬間に
原価(仕入れ額)、売上、粗利が確定することにあります。


皆さんご存知の
中古車買取のガリバーを例にすると
( http://r26.smp.ne.jp/u/No/17950/976589DC_267/080514001.html )

一般のお客様から
70万円で車を買い取る

中古車オークションで100万円で販売する。

売上100万円
原価70万円
粗利30万円


ガリバーは毎日の
中古車オークション価格をウォッチし


お客様からは
決まった粗利を確保出来る価格で査定し買い取る。

適性な粗利が確保出来なければ買い取らなければ良いのですから、
価格決定権は買取側にあります。

しかも、強引に売りつけるなんてこともないので
クレームも少なくてすみます。


買取ビジネスが成功するポイントは

・買い取った商品の販売市場が確立されていること。もしくは自社で確立していること。
・商品をどれだけ安く買い取ることが出来るかということ。


ガリバーは中古車オークション市場という巨大な販売先を確保し、
販売促進費(CM等)を大量に投入することで、
買い取る商品を安価に確保し、今日の繁栄を築き上げました。


他にも様々な買取ビジネスがあります。

・古本の買取ビジネス

・リサイクルショップ

変形ですが、
電車の中で雑誌を回収している方を見かけます。
あれもその一つ。
凄いのが、原価は0円。
回収した雑誌は
50円前後で業者が引き取ってくれます。

さらに鉄道会社は
回収のためのコストを削減出来るという
まさに一石二鳥!

皆さんも
自社のビジネスを
『買取ビジネス』という観点で考えてみてはいかがでしょう?

成立するかどうかはともかく、

ビジネスの意外なヒントや


原価を始めとする
仕入れについて再考することにもつながります。

それでは本日も社員共々宜しくお願い申し上げます。