「“売る”その先に見えるもの 」 /阿部 樹 (埼玉県出身)

おはようございます。PDB阿部でございます。


桜も満開を迎え、
書店の店頭にはシーズン物と思われる
「ビジネスマナー」といったタイトルが多く見られ、

同様に女性雑誌コーナーにも、
「春のメイクアップ講座」や「春の新色」といった大見出しが並ぶ時期になりました。


今年は、それらの雑誌の中でも一際目を惹くものがありました。

3月23日発売、5月号『VOCE』です。
VOCEはいわずと知れた、美容雑誌の先駆けで、今号で10周年を迎えます。
 ⇒ http://i-voce.boxerblog.com/contents/index.html


私自身も好きでよく読みますが、
今回思わず目に留めてしまった理由は、
表紙が、安野モヨコさんの「イラスト」だったからです。


ちょっと気になり、調べてみました。
【 http://i-voce.boxerblog.com/hidarite/ 】


すると、
VOCEは、化粧品を紹介する“美容雑誌”という概念だけでなく、
「日本をキレイにしよう」
という大きなコンセプトを掲げているそうです。


イラスト採用の直接的な理由は書いてありませんでしたが、
そのコンセプトの下、
読者や支えてくれた人たちへの、大きな感謝の気持ちを込め、

殆どの女性誌が実写モデルを表紙に起用している中、
“イラスト”というトライに踏み切ったそうです。


私にとっての、“娯楽雑誌”の一つでしたが、
作り手の熱い想いが感じられました。


同じ美容関連でいうと、
20〜30代の女性に人気を誇る、気化粧品メーカー“RMK”の創始者
Rumikoさんもこう仰ってました。

「私はメイクで美しくするのではなく、
  美しくすることで女性を“Happy”にしたい」 と。


VOCE』然り、RMK然り、
「雑誌」や「化粧品」という商品を扱っていますが、

それは、あくまでも“手段”であって、
その先の「ビジョン」を追いかけているのだな、と改めて気づかされました。



営業だったら、誰もが思う、

「○○を売りたい」

という想いも、
本来は、企業理念を広める“手段”のはず。

その“手段”を“目的”にしてしまったとき、
会社の夢や希望が薄れてしまうのかもしれませんね。


弊社も4月から4人の新入社員を迎えますが、
皆、最初は営業です。

「売る」ことを目的とするのではなく、、
「売る」その先に、“得られるものがある”、ということを
伝えていきたいものです。


それでは本日も宜しくお願いいたします。