「一番のへビーユーザーはサービス提供者」/水野 慎也(長野県出身

おはようございます。
PDB システム担当水野でございます。


突然ですが、皆様のサービスを
最もご利用いただいているお客様はどなたでしょうか?


よくお店に来るあのお客さん、
大口注文をよくしてくれるあの企業さん、
顔は見たことが無いけれど、
いつもアクセスしてくれるあのIDの人。



そんなお客様の中に、ご自身は入っておられるでしょうか?

サービスを提供するにあたり、
「お客様視点でサービスを提案しろ」とはよく言われる事ですが、
私もVFRの新機能を開発・改良の際に「お客様の視点」とは。。。?
と、なかなか頭で考えるだけでは難しいなあと思いながら
開発をしています。


それならば、「お客様視点になるのではなく、お客様になってしまう。」

頭で考えるだけでなく、お客様として実際に使ってみて、
体で感じてしまうのです。



楽天市場の三木谷氏も、自らを「楽天マニア」と称して
誰よりも楽天市場で買い物をし、
その経験をシステムにフィードバックしていたそうです。

http://www.p-db.com/cst-0000000-03/0000582/


普段使っているのだから不便さに気付き、
気付いた不便を潰していける。
とても自然で合理的な手段ではないでしょうか?



こういったケースは、IT技術の進歩にも当てはまります。

会員登録などで、
画像で表示されている文字を入力させるページがありますが、
これは人間とコンピュータの画像認識能力の違いを利用し、
人間にしか判別できないようにすることでロボットによる
自動スパム書き込みなどを抑制する効果があるのです。


近年よく目にすることの多くなった手法ですが、
いわゆる「荒らし」と呼ばれた人物などが、
自分の掲示板が荒らしに合わないよう、
既に1990年代から利用していたケースもありました。



政府などのサーバに不正侵入していたクラッカーが、
後年セキュリティソフトの開発などに関わるケースも多いと聞きます。
確かに、守り方を考えるには、
相手がどう攻めて来るのかを知っていれば簡単ですよね。



PDBでリリースを配信する際、
私もVFRや他社のリリースサービスに登録してみるよう心がけています。


サービス提供者として自社のサービスを誰よりも知り、
良くして行くには、実作業を担当し
(できれば自腹を切って)自社のサービスを使っていく。

さらには、ライバル社の製品・サービスも使い倒してよいところを発見し真似る。


問題・課題の発見に、まずは御社自身が御社サービスの
ヘビーユーザになることを目指してみてはいかがでしょうか?


それでは本日もよろしくお願いいたします。