「三方よし+ワン=四方よし」/大口 顕典(福岡県出身)

おはようございます!
入社2年目の大口でございます。


私はまだまだひよっこの2年目社員ですが、
日々、自分に出来ることは何かないかと模索しております。

特に、企業間の「ビジネスマッチング」を行う際には、

「このマッチングは双方の企業様にメリットがあるのか?」
「自分は双方の企業様のニーズを理解しているのか?」

と疑問を投げかけ、上司に相談しながら実行に移しています。


この時、最も大切にしている考え方が、
近江商人の「三方よし」という考え方です。

私は、滋賀県の大学に通っていたということもあり
大学時代から慣れ親しんだ考え方ではあるのですが、

・売り手よし
・買い手よし
・世間よし

の全てを満たすことの難しさを改めて感じているところです。

・売り手よし
・買い手よし

の2つは、お客様のニーズに合った商品・サービスの提供によって
実現できる部分であると思いますが、

・世間よし

となると、最も重要かつ難しい部分です。

昨今、大手企業がCSR活動に注力していることからも
「世間よし」の重要性が高まってきているのは明らかです。


しかし、先日「三方よし」に

「商品・サービスの社会的地位よし」

を加えた、「四方よし」を実現しているのでは!?
という企業様にお会いしました。
それがこちらの企業様です。


株式会社マサヒロ様
http://www.petton.com/masahiro/


同社ではペットショップ事業を軸に

・犬のしつけ教室事業
・ペットプロダクション事業
・ペット専用撮影スタジオ事業
・犬のレンタル事業

などを行っております。

「ペットと人間の共生の仕方を深く考える」という企業理念の下
「世間よし」の実現に目を向けた活動として、
犬のしつけ教室に参加した飼い主による
老人ホーム訪問や公園のクリーンキャンペーンなどを行っています。


さらに今回私が注目したのが、同社が行う「犬のレンタル事業」です。

【犬の気持ちマイフレンズ−わんわんレンタル−】
http://www.koinukoneko.com/92_449_951.html


この事業の主なターゲットは、
住宅や家庭の事情などで、犬を飼うことに二の足を踏んでいる人たちであり、

そういった人たちが「お散歩レンタル」「お泊りレンタル」といったサービスメニューを通して
犬との散歩や宿泊などを手軽に体験できます。

簡単にまとめると各関係者には下記メリットがあります。


【サービス利用者(買い手)】
・購入前に、犬を飼うことに対する漠然とした不安を取り除ける。
(購入前の実体験が購入の判断材料になる。)


【サービス提供者(売り手)】
・上記のような漠然とした“不安材料”を取り除くことで購買促進の効果がある。


これら、売り手が買い手のニーズを満たすことは、
企業の収益活動において重要な事ですが、
これらのメリットに加え同社が最も重要視している事が以下のメリットです。


【犬(サービス・商品そのもの)】
・住宅や家庭の事情で「捨てられる」リスクが減少する。


度々、捨て犬に関する問題がニュースで取り沙汰されるなど
飼い主(人間)側の勝手な都合で
罪のない動物の命が奪われる事に関する問題は以前からありますが、
この事業には、その現状を少しでも変えられれば、という思いが込められています。


上述した「ペットと人間の共生を深く考える」という企業理念に加え、
「ペットの社会的地位向上を目指す」ことを真剣に考える同社の思いが
形に表れた事業といえるのではないのでしょうか。

四つ目の重要視すべき考え方

「商品・サービスの社会的地位よし」
(長々としていますが・・・)

を真剣に考えることが、

三方よし

・売り手よし
・買い手よし
・世間よし

の真の実現へのヒントになるのではないかと思います。


1.商品・サービスの対価としてお客様から料金を頂戴する(売り手よし)
2.商品・サービスを利用したお客様が効果を実感(買い手よし)
3.商品・サービスの利用によって経済活動が活性化(世間よし)
4.経済活動の活性化によって商品・サービスの重要性が認識される(商品・サービスよし)


PDBも、こんな1→2→3→4の流れを創る企業になるべく頑張ってまいります!


それでは、本日も一日よろしくお願いいたします。