「読み継がれるビジネス書」/高橋 朋子(新潟県出身)


おはようございます。
PDB高橋朋子です。


さて、今私は
トヨタ生産方式』という本を読んでいます。
http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=4-478-46001-9


今、私の手元にあるこの本は
なんと 【 第102版 】。


書店に行くたびに入れ替わるビジネス書。。。

そんな中、本書は
1978年に第1版が発行されてから、なんと30年間読み継がれてきた
ビジネス書なのです。(40万部突破)

著者は、大野耐一
トヨタ自動車 元副社長であり、この本のタイトル通り、
生産方式のあり方として世界的に有名となった
トヨタ生産方式Toyota Production System、略称TPS)”を体系化した人物です。

大野耐一
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%87%8E%E8%80%90%E4%B8%80


読んでいくと
30年前の本でありながら、増刷が続けられているわけがわかります。

今の業務の中でも当てはまることがたくさん。
目からうろこの連続です。



いくつか事例を紹介します。

【1】自『働』化

例えば、
ニンベンの付く「自働化」といわれる、この有名な『自働化
http://www.toyota.co.jp/jp/vision/production_system/jidoka.html

弊社のメディア事業部では、
この『自働化』の考えの下、
(1)パートナー (2)DBマーケティング (3)WEBからの問い合わせ
において、
敢えて属人力を最大限生かす、営業戦略を立てております。


【2】ジャストインタイム

実際弊社の中でのジャストインタイムの最たる事例はこれ
http://news.vfactory.jp/mail/siryou.html

複数のサービスを運営している弊社では、資料の変更が頻繁。

大量生産すると印刷コストが膨大にかかるためと
修正前の資料の回収を容易にするため、
このような「ジャストインタイム」を実行しています。


【3】なぜを「5回」繰り返す

機械が動かなくなったとき、
トヨタでは、下記のようななぜが繰り返されます。
(本書P34より抜粋)


1 なぜ機械は止まったか
>>オーバーロードがかかって、ヒューズが切れたからだ

2 なぜオーバーロードがかかったのか
>>軸受部の潤滑が十分でないからだ

3 なぜ十分に潤滑しないのか
>>潤滑ポンプが十分くみ上げていないからだ

4 なぜ十分くみ上げないのか
>>ポンプの軸が磨耗してガタガタになっているからだ

5 なぜ磨耗したのか
>>ストレーナー(ろ過機)がついていないので、切粉が入ったからだ


1回めのなぜ、で終わっていたら、
「じゃあ、ヒューズと取り替えよう」で終わり、
また、機械が止まる、という問題が再発していたところですが、

上記5回の「なぜ」を繰り返すことによって
ストレーナーを取り付けるという根本的な解決策を発見できたそうです。


トヨタのような大企業のノウハウを
小規模なベンチャー企業が取り入れるのは難しいだろう。。。
と思ってしまいそうですが
そんなことはなく、

取り入れるべきノウハウが盛りだくさん。

4月に入り、心機一転のこの時期、
読み継がれて来た、ベストセラーのこの本を是非!

http://www.toyota.co.jp/jp/vision/production_system/jidoka.html


それでは、本日も宜しくお願い致します!