「『盗む』社員は『できる』社員 」/川田 智子(東京都出身)

おはようございます。
PDB川田でございます。

先週金曜日、弊社では入社式ならびに
設立6周年記念式典を執り行いました。

今年も昨年劣らず個性の強い4名の後輩が入社!
本日からいよいよ一緒に働き始めます。


かたや、私のいるVFN編集部は、
ベンチャーファクトリーニュース5.6月号の発刊が
いよいよ来週に迫っており、編集作業に大わらわ。
(※全国発送開始は4/21〜ですので、今しばらくお待ちくださいませ!)


今回の1面トップは
トリンプ・インターナショナル・ジャパン前社長の
吉越浩一郎氏。


本日は、記事には入らなかった
オフレコ部分から、社員教育にまつわる内容を
特別にご紹介致します。

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「できる社員の育て方は?」
という取材班の質問に、

吉越氏は

「社員は育てられません」

ときっぱり。


「???」
一瞬理解できず同席したスタッフと
顔を見合わせましたが、こう続けてくださいました。


「社員は『暗黙知』で育つもの。
 1から10まで教えても育ちません」

加えて、

「マニュアルに代表されるような
 既に形となっている『形式知』を教えても、
 それ以上のスキルを持った社員は育てられない」

とも。

※この内容は吉越氏の著書
「デッドライン仕事術」(祥伝社文庫)に
 詳しく掲載されています。


暗黙知」とはマニュアル化できない仕事のノウハウのこと。
人の仕事を見て、それを「盗んで」いくような社員でなければ、
本当に仕事ができる社員にはならないとおっしゃっていました。

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よく「上司の仕事はどんどん盗め!」と言われますが、
上司の立場からすれば、仕事は盗まれるもの。

盗まれるものが多ければ多いほど、
その社員は成長している証拠なのだと
はっと気づいた瞬間でもありました。


私もいよいよ2年目。
技を盗まれるような上司になるべく、
ますます精進していきたいと思った次第です。


それでは、
新入社員のフレッシュさに負けず、
元気に参りましょう!!

本日も宜しくお願い致します。