「叱っても無駄ですよ? 」/荻野 佳奈子(東京都出身)
おはようございます。PDB荻野です。
先日、私担当いたしましたコラムで、
「TODO表の作り方、作る時間は毎朝電車のなかで」
なんて話をしましたが、今回はその続編です。
さて、皆様は1日何回部下を叱りますか?
1時間に1回で、営業時間8時間で8回。
それを従業員の2割ぐらいに行うと…
まあ細かいものも含めれば軽く数十回は「叱って」いるでしょうね。
さてさて。
その叱った内容。
正直過去も言ったことはないですか?
現象は違えど、本質は一緒。
「言ったことを守れ」
「優先度のつけ方が間違っている」
「事前に確認を取りに来い」
などなど。
いつも言っているのに何故出来ないのか…
そんなお悩みを抱えている経営者の方は少なくはないはず。
何故でしょうか。
部下の立場として申し上げます。
答えは簡単。
「叱られたことを覚えてないから」です
『ふざけるなっ!』
と憤慨される方もいらっしゃるかもしれませんが、
事実それしかありえないと思います。
「人間は忘れる天才」なんてよくいったものです。
では、どうするか。
これまた答えは簡単です。
「叱られたことを記録&記憶させればいいのです」
これまた「ふざけるな」…と怒られそうですが。
私が実践している方法を少しご紹介させてください。
私は「二度と怒られるなノート」なるものを作っています。
ノートは200円くらいでかえる、フリー記入の日記ノートです。
これを2分割してつかいます。
・向かって左側に、「怒られたこと(事実)」。(いつ・誰が・何について怒られたか))
・向かって右側に、「なんで怒られたのか(本質)」。(何がわるかったのか・再発防止策というよりは考え方)
そして最近のコツはこの本質を絵で書いて把握すること。
というのも加えて日々、自分はもちろん自分以外が上司に怒られているのを見つけるたびに
ちまちまと書き綴っておるわけです。
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★ノートの実物はコチラ
→ http://www.p-db.com/file/vfn/checkbook_080530.jpg
(字が汚くてごめんなさい…)
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約1ヶ月間続けた結果何がわかったか。
これも簡単な答えでした。
「怒られている内容はいつも同じ
本質的なもの5つぐらいに集約されるんだ…」
大きな気づきでしたね。
つまりこの5つを直せば、私は見事、二度と怒られなくなるわけです!(笑)
まぁそんなに簡単にはいかないかもしれませんが、
続けていくことに意味はあるかなと思っています。
加えて、上司の立場から言えば、
叱っているのに、部下がノートに書いていなければ
「なんで書かないんだ!また繰り返すぞ!」
と叱ればいいわけですね。
これで「記録&記憶」がいっぺんにできます。
毎日毎日叱ることに疲れた皆さんへ。
「二度と怒られるなノート。」ぜひ導入のご検討を!
それでは、本日もよろしくお願いいたします。